電子書籍の衝撃の衝撃は衝撃か。

ちょいと禅問答のようなタイトルですが、dankogaiを始め、あっちこっちで話題の電子書籍の衝撃。
その現象を表す『電子書籍の衝撃の衝撃』という表現が氾濫していますが、その衝撃を表す各地での文章を見て思うのは「何を今更」て話。
※本はこれから読むので、もしかすると全然的外れかもしれまへん。ご承知置きを。


音楽産業では既に衝撃は広がりきっていて、いわゆる大資本型のビジネスは縮小傾向にある。

アメリカでは音楽ソフトの売上げが2003年11847百万ドル→2008年5977百万ドルと大暴落。
5000億円が吹っ飛んだ産業ってあまり例が無いんじゃないか?

んで、その間に起こった(象徴的な)こと。

2006年 OK GOのPVが話題に
2006年 米タワーレコード倒産
2007年 マドンナがライブネーションに移籍
2007年 RADIOHEAD、値段は言い値のダウンロード販売開始

洋楽を中心に扱ってるもんで、どうしても海外の動きが中心だけど、とりあえずパッと思い出せるものをツラツラと書くとこんな感じ。

マドンナ移籍は日本で言ったら、B'zがBMGからウドーに移るぐらいの衝撃。(あ、衝撃って使っちゃった)

要は、音楽パッケージで稼ぐよりもライブ・コンサートで稼ぐ方が割りがいいってことだ。


本を書く、読書するという消費形態から、本が話題になる→講演でウハウハって流れもあっていいんじゃないかな。


twitterやらSNSやらで情報が多様化したかというとそうではない気がする。

情報が広まる速度が速まり、かつ特定少数の間で共有されやすくなったのではないか。

実は、今回の噴火で、某アーティストの招聘で四苦八苦している。
twitterの情報共有力を試すいい機会でもあったが、#ashtagで流れを追ってると、ある人のtweetがどんどんRTされるのがよく分かる。
面白かったのはこれ。

http://www.flightradar24.com/

サイトを見ると分かるけど、ヨーロッパでの飛行機の運行状況が一目で分かる秀逸なサイト。ってかこれすげーーー!!

んで、暫く見てると、RTがどんどん増えていって、サイトもつながり難くなったって次第。

言いたいことは伝わるかしら。

いろーーんなことが広まるというより、特定の情報を欲している人に、最適な解が提供される。そんなソーシャルワーキング。またの名を情報共有。

という訳で、佐々木俊尚氏の「ネットがあれば履歴書はいらない ウェブ時代のセルフブランディング術」を読んで、とりあえず時間の合間を縫ってブログを書くことに決めましたので、音楽業界のTips的なものが他の業界にも活かせればいいなーと志向して時たま書いていきます。

でわ。

追記
なんか寄り道し過ぎて、衝撃についてほとんど触れてない(反省)
まあまだよちよち歩きということで許して下さいな。
ビジネス面からみた音楽業界って意味で、『電子書籍(に限った)の衝撃』は追体験なのではないかということを次回書いてみます。
あ、その前に本読まなきゃ!!