巨星、乙。もう末期です。

ビクター、第42期決算と取締役人事を発表〜総売上が前年度比61%に減少
http://www.musicman-net.com/cgi-bin/public/n-view.cgi?hid=07-53-0103

うわ。これはもう末期だ。

利益は特損出したりとか、実態から乖離して大幅変動することが有りうるが、売上げはほぼ嘘を吐かない。
ってことで、メジャーの一角が既にこんな感じですよ。

売上げが40%落ちて黒字の会社とか有り得ないので、構造を変えていくか畳むかしかないってのが実体か。

ところで、最近選挙で活気付いてきて、嘘をガナリ立てる選挙カー達が非常にうるさいのだけど、共産党のうそが特にひどい。
大企業から吐き出させれば、消費税は上げないで済む、とか嘘も程ほどにしてくれよ、と。
世の中小企業はみーんな大企業と関係があるんだ。
その大企業もこんな感じさ。そんな嘘とか建設的じゃないことに時間を使わないで、もっと前向きなことに使おうよ。

池田信夫氏が上手くまとめているのだけれど、要は国家予算のかなりの部分がある種の所得再配分である以上、税収以上に配分で振り分けようとしている発送がバカタレなのですよ。
参考:最大の無駄は「隠れた社会保障」(http://agora-web.jp/archives/1039380.html

政治家には一定の知能試験を課したいぐらいですね。


さて、そんなわけで本題に戻ると、音楽業界は只今絶賛構造改革中でございます。

「CDを売るのって、すでにかっこ悪いじゃん。」と件のハイパーメディアクリエーターが言うのには妙に共感したが、CDを売るって商行為は完全にメインストリームから外れてしまっている。

参考:高城剛を小林弘人が直撃!! 必聴! ハイパーすぎる「FREE」論(http://www.cyzo.com/2010/06/post_4732.html


AKB48の総選挙なるものをTVやネットで見聞きした時には、音源単独の価値はここまで堕ちたのだ、と強烈な印象を持った。
音源は投票への入り口に過ぎない、って位置づけ、これまでアイドルの売り方にあったかい?
せいぜいジャニーズ的な、ジャケットが複数種類でウハウハ作戦ぐらいだろう。

そして、何十人というメンバーが居ながら、一人に数千・数万票が入るという結果。
結局何枚売れたの?もの凄い数なハズですよ。


それもコレも、音源を買うという行為を「特定のコを応援する」って意味に置き換えることに成功したことが大きい。

これから先は、そんな感じに進んでいく。

つまるところ、本当の意味で支えてくれる、金を出してくれるファンを増やしていくという非常に現実的な手法を一生懸命考えなきゃいかん、ってことだ。

海外のアーティストと話をしたりインタビューをしていると、ビジネスとか、マネーとか稼ぐ話しが意外と出てくる。
アーティスト自身が自分達のマネジメントについて、セールスについて考えているってことだ。

日本だと結構そういうの嫌われたりするけど、その辺をさらりと言ってのけられるかが「プロのアーティスト」になれるかの鍵のように最近思うわけです。
プロになるってのは、つまるところ、自分の生み出す価値に正面から向き合う人種になるってことなんじゃねーか、ってことですな。

さて、ここからは「何となく上手くいく」ってことは有り得ない時代に突入します。
日々脳みそを働かせねば。。。